へこんだ日々
トラック運転手という仕事に就いて10年ほどの中堅です。トラック運転手の仕事は家族を養えるくらいには稼げるし、自分は車の運転が好きだし、多少なりとも社会に貢献できるので自分としてはとても満足して働いています。
しかし、ネットで検索したりすると、思いのほかイメージが悪くてへこみます。
もちろん、見ず知らずの他人からの高評価が欲しくて仕事しているわけではないので、極力気にしないようにはしています。ただ、トラック運転手が「他にできる仕事がないような人間のクズが集まる底辺職」なんて書かれると、へこむのを通り越して怒りを覚えます。
そうやってネットの書き込みを見ていると、ちょっとしたことでバッシングしたり、炎上したりしているって記事をよく目にします。一体、いつから日本人はこんなに心が狭くなったのでしょう? バッシングされたりする相手の気持ちが少しも想像できないのでしょうか。
ここでふと気がつきました。自分も「ネットで悪口雑言を拡散する人」の気持ちを想像できていないかも、と。
うらやましい?
それで想像してみました。
想像すると「ネットで悪口雑言を拡散する人」ってのは恐らく、日ごろからストレスがたまりまくっているのじゃないかと思います。根拠は、日ごろから楽しく仕事をしていてストレスがあまりない自分は、他人の悪口雑言を拡散したいと思わないからです。
学生時代には学校のルールや頭ごなしの教師をストレスに思い、他人に対する愚痴もたくさんためていました。しかし、今はそんなものがほとんどありません。
こりゃやはり悪口雑言の原因はストレスです。
それとたぶん、社会貢献度が高く、収入も高く、運転席も高いトラック運転手のことがうらやましいに違いありません。いわゆる「やっかみ」です。
アイドルや人気歌手などの有名人が、ちょっとしたことですぐにものすごくバッシングされるのも「やっかみ」ですよね。それと同じです。
他人を攻撃しないではいられないほどのストレスをため、有名人や充実している人をやっかむ人たちって‥。何だか可哀そうに思えてきます。