見合った
トラックドライバーの仕事は「過酷」だという話がネット上で散見される。
トラックドライバーの1人として言わせてもらうと、確かにトラックドライバーの仕事は、向いていない人にとってはとても「過酷」に違いないが、「向いていない人にとって過酷」というのは、他のどの仕事だって同じではないか。それとも、世の中には「誰にとっても楽」という仕事があるのだろうか。
ただ、「トラックドライバーの仕事が過酷」という記述には「大変な仕事なのに、それに見合った給料ではない」という主張も見られる。これまた少し違和感があるのだが、トラックドライバー以外の職業の人はほとんどが「仕事内容に見合った給料」だと感じているのだろうか。「貧困化が止まらない」と言われるこの日本で。
マウント
そう考えると、何だかお互いに少ない給料なのにマウントを取り合っているようで、情けなくならないこともない。何だか、血を吐きながら続ける悲しいマウント取りのような。
それより、政治家が頑張って日本の貧困化を止め、あらゆる労働者の給料が上がってくれれば、トラックドライバーも介護職員も保育士も「大変な仕事に見合った給料」になるのではないか。
給料が良くて福利厚生もしっかりしているような大企業に勤めている人たちは、給料が仕事に見合っていると、満足している人たちばかりなのか、ちょっと気になるが。