昼型人間にはつらい
トラックドライバーの仕事は長時間勤務で過酷だとよく言われるが、特に長時間勤務でなくても過酷な場合がある。深夜勤務だ。
いや、真夜中に起きて活動し、昼間の太陽が出ている時間帯は寝ていたいという人には、昼間の勤務のほうがつらいだろう。だから、深夜勤務が過酷だと言うのは、あくまでも昼型人間にとっての話。
しかし、なぜよりによって皆が眠っている真夜中に起きて、働かなくてはいけないのか。
深夜勤務の仕事にもいろいろある。
なかなか魅力な深夜
例えば、宅配便の輸送。地区ごとの集荷場所に集められた荷を各地方への中継基地に運ぶ輸送は、集荷の締め切りの夜から、中継基地で仕事が始まる翌朝までに行われる。
工場や飲食店など、朝からの仕事に間に合うように部品や食材を運ぶトラックドライバーなんかも、深夜にトラックを走らせる。コンビニに弁当などを運ぶトラックもある。
深夜の時間帯にトラックを運転するのは「真夜中は布団の中で眠りたい」という人にとっては過酷だが、そうでもない人にとっては「渋滞がないからストレスが少ない」「給料がアップするから気分もアップ」と、なかなか魅力的だ。