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トラックドライバー 体験談

マンデラエフェクト

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マルチバース

マンデラエフェクトというのは、2013年に死去した南アフリカ共和国の政治家、ネルソン・マンデラが、1980年代に死んでいたはずではないかという記憶を持つ人が多くいる、ということに基づく現象のこと。つまり、事実と異なる記憶を不特定多数の人が持っているという不思議を指す。
これが記憶の混濁によるものかもしれないという説がある一方、今生きている次元と似ているが、細部が異なる別次元があり、何かの拍子でその次元を大勢が移動して、そういう現象が起きる、なんて言う人もいる。

金の消失

俺はトラックドライバー。トラックドライバーに深酒は禁物だが、俺は滅法酒が好きだ。
ある月、仕事でいつも以上に高額な給料を稼いだ。10年以上トラックドライバーを続けていた俺が初めてたたき出した金額だ。
うれしくなった俺は友達連中を家に招き、しこたま飲んだ。俺はすっかり良い心持ちで、妻に「今月はこれだけ稼いだんだから、来月はちょっとくらい給料が低くても平気だ。2~3日は飲んで騒ぐぞ」なんて言った。
翌朝、目を覚ますと、妻が心配そうに俺を見ている。「こんなに飲んじゃって、払いはどうすんの?」と言う。俺は「稼ぎがあるじゃねえか」と言い返したが、妻は「何言ってんの、変な夢でも見たの? 今月は先月より給料も少ないじゃない」と言う。

また夢になるといけない

俺はこのとき、マンデラエフェクトという言葉が脳裏によみがえった。もしかしたら、頑張って今までないほどの給料を手にしたってのは、別の次元の話で、俺は昨日、その次元に飛んだものの、ひと晩で元の「稼いでいなかった」次元に戻ったのか。元の次元に戻ったのにしこたま飲んじまったのか? しかも「たくさん稼いだ」記憶だけは残っていたのか。
それとも記憶の混濁なのか。
それから数年後、俺は今度こそかなりの高額を稼いだ。しかし、数年前に経験したマンデラエフェクトを思い出し、飲んで騒ぐのをためらった。
また夢になるといけないからな。

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