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トラックドライバー 体験談

スーパー運転手にはなれないけど

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2回落ちる

僕は子どものころから車が好きで、大人になったら車の運転を仕事にしたいと思った。それで運転免許取得可能な年齢になると同時に自動車教習所に通い始めた。
ところがこれがなかなかキツかった。教官のオッサンも厳しい人で、僕は他の人よりミスが多いのか、怒られてばかり。車内はいつも険悪な雰囲気だった。実際、卒業検定も3回目でようやく合格。
さて、ようやく夢への第一歩を踏み出したが、かなり落ち込んだ。もしかして僕は運転の才能がないのかもしれない。こりゃ、車の運転を仕事にすることなんてできないのじゃないかと思った。
しかし、どうしても車の運転を仕事にしたかったので、タクシー運転手をしている知人に相談してみた。もちろん「大丈夫、そんなことは気にすることない」と言ってくれるのを期待していた。

期待通り

すると、やはり「大丈夫、そんなことは気にすることない」と言ってくれた。続けて「ただ、タクシー運転手はもしかしたら避けたほうがいいかも。それからバス運転士も。とにかくお客さんを快適に運ばなきゃいけないから、テクニックは結構高等なんだよ」と言う。
なるほど、さもありなん。
そして「もしかしたら、トラック運転手が良いんじゃないか。確かに荷物はていねいに運ばなきゃいけないけど、慣れればできると思う」と教えてくれた。
早速、ドライバー専門の求人サイトでいろいろ探し、ある運送会社に面接に行った。正直に運転免許の取得に時間がかかったことも話した。

10年後

すると「ウチが雇いたいのはカーレーサーじゃないから、運転技術にはそれほどこだわらなくていいよ。とにかく慎重に、安全に運転してくれればいい」ということだった。
それでとにかく入社し、まずは普通運転免許でできる仕事から始め、経験を積んで運転免許もレベルアップしていくことになった。免許取得の経費は会社持ちらしい。
それから10年。僕は無事故無違反を守り、今では大型トラックの運転手をしている。
夢がかなった僕は幸せ者だと思う。

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