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トラックドライバー 体験談

大型トラック運転手の困りごと

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運もある

人生に悩みはつきもののようだ。
「今の若いヤツは」なんて、昭和アナログ世代的な古臭いことは言いたくないが、それでもネットニュースなんかで「入社1週間で会社を退職」なんて記事を目にすると「今の若いヤツは根性がない」と言いたくならないこともない。要するに、言いたくなる。
とは言え、辞めた人の言い分も分かる気もする。たぶん、会社に「合わなかった」のだろう。「合わない」ことが就職活動中に分からなかったのは不運だけど、入社してすぐ気がついたのはまだ幸運だったのかもしれない。
さて、僕はトラック運転手をしている。トラック運転手の仕事は今、通販需要の拡大なんかで仕事量が増えている割りに人手不足負担が増えていると言われがちだ。
だけど、たくさん稼ぎたい僕としては、仕事が多いのは素直にうれしい。

適性もある

つまり、この仕事は僕に「合っている」し、勤めている会社も「合っている」わけだ。
ただ、1つだけ困っていることがある。僕が乗っているのは大型トラックなんだけど、大型なので車体が大きく、迫力満点だけど小回りは利かない。だから、なるべく広い道を使うことを心掛ける。とは言え、そもそも狭い日本、広い道ばかりじゃない。自然と、狭い道も通ることになる。しかし、これがかなり神経を使う。
他人様の荷を預かって運ぶトラック運転手は、その荷を安全に運ばなければいけないが、同じように愛車も傷つけたくない。狭い道も畑の真ん中なら、トラックの車体を傷つけることもないかもしれないが、街中なら塀や看板、建物ばかりで、少しでもこすったら大変だ。愛車の傷は我慢するとしても、塀や看板、建物を傷つければ弁償しなければならなくなるかもしれない。おかげで狭い道を通り終えると神経すり減らすせいでクタクタだ。

根性もある

しかし、僕にとってトラック運転手の仕事での困りごとはそれくらい。後は楽しいことだらけ。荷を無事に届けて喜んでもらえるときもうれしいし、それで誰かの役に立ててると思うと、何やらこそばゆい。
それより何より、やはり大型トラックを運転しているときがとても楽しいし、楽しんでいる自分が大好きだ。
車の運転が好きな人はぜひトラック運転手になると良い。大変なこともあるけど、それだけにやり遂げたときの充実感も大きい。
やり遂げるには、やはり根性が必要。
そういや、今どきは「根性」という言葉もマイナスイメージで語られることも多い。確かに何でもかんでも「根性論」ってので無理強いされると「けっ」となる。
けど、根性ってそんなに悪いことじゃない。無理強いされる根性は嫌だけど「ここぞ」ってときは、自分の中の根性を奮い立たせてみると、結構頑張れたりするから。

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