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トラックドライバー 体験談

昼寝できるという心地良さ

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舟を漕ぐ人

昼寝って気持ちが良い。
オフィスで仕事をしている多くの人は恐らく、昼寝の心地良さを知らないだろう。ハッキリ言って、実に心地良い。昼寝なんて幼児のやるものだなんて思ったら大間違いだ。
実際、ぽかぽか陽気の昼下がり、おいしい昼食の後は昔の人が「腹の皮が突っ張るとまぶたが重くなる」と言う通り、オフィスでパソコンのキーを叩きながら、いつの間にか舟を漕ぐように体が前後に揺れていないか。
たまにオフィスのソファや、工場の休憩場所で休憩時間に寝ているような人もいるけど、やはり人目もあるからあんな場所で寝られるのはよほど神経の太い人くらいだろう。

海に落ちる人

ところが、我々トラックドライバーなら、毎日のように昼寝もしたい放題だ。何せ基本的に1人で仕事をするし、高い位置にあるトラックの運転席なんて覗くヤツはいないから、人目を気にする必要がない。俺も食事休憩の食事の後はいつも、タイマーをセットして20分間仮眠を取ることにしている。実に心地良い。トラックドライバーの特権とも言えるような気がしてならないと断言してしまっても良いだろう。
トラックドライバーが仮眠するときは、シートを後ろに倒してそのまま眠りの海に落ちていくか、または助手席に上半身を投げ出して足を運転席側に放り出して睡魔と華麗なダンスを踊るといった方法があるが、俺は眠りの海に落ちるほうにしている。
こんな話を知って、トラックドライバーがうらやましくなったんじゃないだろうか。

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