大変で低収入
私はトラックドライバーの仕事をしている。
私が「トラックドライバーになる」と家族や友人らに宣言したとき、彼らにけげんな目で見られた。「どうしてトラックドライバーなんて、大変で低収入の仕事を選ぶのか?」というのが、彼らの主張だった。
「大変で低収入? では、大変ではない、高収入の仕事って何?」と私は心の中で彼らに反論しつつも口には出さず、黙って自分の意志を通した。
トラックドライバーの仕事はトラックを運転して荷を運ぶことだ。確かに長時間、トラックを運転すると意外と体力を消耗する。それにそれだけ長時間、安全運転に心を配るので、精神的にも疲れる。
確かにキツイ。
十分な金額
だが、こういうものだと分かると、体力や精神的に消耗しても大丈夫なように、日ごろから体を鍛え、健康を維持するようになる。すると、そんなにはキツくもなくなる。
トラックドライバーの仕事は確かにビックリするほどの大金は稼げないが、給料は歩合制になっていて、やればやっただけ稼げるようにはなっている。「楽して大金を手にしたい」なんて無茶を言わなければ、十分な金額とも言える。
「十分な金額」にも個人差はあるが。
トラックドライバーは確かにキツイがそんなにキツイ仕事ではない。
他のどんな仕事も、そんなもんじゃないか。肝心なのは「合っているか合っていないか」だろう。