アットホーム
時代が変わると、昔のままでは通用しないことがいろいろ出てきます。
今の若い人は子どものころからスマホも当たり前で育ったので、オジサン世代の「スマホの使い方がよく分からない」は全く理解できません。この場合、若い人たちに「オジサン世代とはそういうもの」という理解が求められます。
同じようにオジサン世代には「今の若い人には、自分たちが若かったころの感覚を押し付けてはいけない」という理解が必要です。
昭和の時代には、新入社員には我慢や忍耐が押し付けられました。しかし、今の若い人は我慢や忍耐はしません。知らずに我慢や忍耐を押し付けるとパワハラになる可能性があります。社員の私生活に立ち入った話題を振るのもセクハラと言われてしまう時代なので、注意が必要です。
どうしても社員たちの私生活に立ち入った話題がまかり通る職場にしたければ、まず友人、知人をつくり、その人たちと密な人間関係をつくった上で、その人たちを従業員として雇う会社を設立しましょう。きっと、ものすごくアットホームな会社になるでしょう。
働きやすさ
トラックドライバーはもともと「男の職場」だったこともあり、まだまだ少数派の女性トラックドライバーはセクハラを受けることもあるそうです。
また、トラックドライバー業界は高齢化が進んでいて、ベテランドライバーが多くなっていますから、パワハラまがいの新人教育をやらかす人もいます。
人材不足が続くトラックドライバー業界ですから、せっかく入ってきた若い社員、女性ドライバーを退職や転職に追い込むようなことをするのは、あまり賢くはありません。
もしかしたら、中には受け取る側が過剰に反応している事例もあるかもしれません。中には、するほうに全く悪意がない事例もあるかもしれません。しかし、だからと言って多少のセクハラ、パワハラが許されるというわけではありません。
そう考えると、昭和のオジサンたちには少々やりにくい時代かもしれません。それこそ、働きにくい職場環境かもしれません。しかし、それを乗り越えると、きっと「誰にとっても働きやすい職場環境」が見えてくるのではないでしょうか。