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時間指定なんてくそっくらえ!と正直言いたい

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この世の中には暗黙のうちに階層があるんじゃないか?

自分は小さい時からクルマの運転に憧れていたから、大好きなトラックドライバーの仕事に就けたことはとても幸せなことのはずだった。いや、幸せには違いないが、最近特に大きなストレスになってきていることがある。それは“時間指定”の4文字。

世の中どうも便利になりすぎた。そんな中で、誰も彼もがますます不寛容になってきているような気がしてしょうがない。何にでもヒエラルキー構造というか、上下の関係がなんとなく決め付けられて行く中で、この物流業界がどうしてか最下辺の憂き目に遭っているのではないだろうか。

最上部はお客サマ、その次は小売のチャネル、その下は問屋・商社の現場、その下はメーカー、さらにその下は僕ら運送業者と、そんな無意識のカースト制があるような気がしてしょうがない。

伝言ゲームは下流に行くほど過酷になる

たとえば、最上部のお客サマが「え、品切れなの?」とひとこと言えば、小売は「取り寄せておきます」と言い、問屋へは「できるだけ早く仕入れるように」と伝わり、問屋はメーカーに「明日中には欲しい」と言う。そうすると、メーカーからは「明日の13時には問屋の倉庫に納品するように!」となって、だんだん厳しくなる。

段階を経るごとに、なぜか要求が厳しくなっちゃうんだもんなー。各ステップごとのタイムラグだってあるはずなのに。お客サマのひと言があってからの取り寄せ指示も、その日のレジ閉めで言うとしたら、問屋もメーカーも受けてスグなんてありえないし、何時頃の「頃」は努力目標程度だったはず。それが下流に行くにしたがって絶対条件になっちゃう。

で、運送会社では、その絶対条件を受けちゃう。「道路事情があるのであくまでも“努力目標”として」というひと言をなんで付け加えてくれないかなあ。事故渋滞あり、気候の急変あり、自然災害もある。それ以前に荷主側の荷積みの遅れや入荷する倉庫での順番待ちもばかにならない。

ほんとはお客サマは「今月中くらいにあればいいんだけどね」程度のニュアンスだったかもしれないでしょ? それが「できるだけ早く」→「明日中」→「明日の13時厳守」になっちゃったりしてるんじゃないだろうか?

ちょっと身の回りを考えたら、そんなに緊急に必要なものってないと思うけどなあ。医療関係のものとか命に関わるもの以外は「時間指定なんてしないこと!」という法律でも作った方がいいんじゃないだろうか? 矛盾してるのは、そんなに時間指定は厳しいのに、われわれドライバーの残業時間はルーズだということ。ホント、ここは我々も声を上げようよ。

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