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運転技術だけではないプロドライバーの力量

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荷役作業も含めての「プロドライバー」

仕事でハンドルを握る限りはプロのドライバーというのはあたりまえ。だけど、ほんとはそれだけじゃない。僕はドライバーとして荷物の積み下ろしもするし、倉庫ではフォークリフトなんかも扱う。
クルマを運転するだけじゃなく、それ以外の作業もひっくるめてが勤務時間で、その全体について給料をもらってるので、運転以外のことも含めて「プロ」だ。
このへんは、運転技術さえしっかりしてりゃいいんじゃないかと勘違いしてる求職者や転職者にクギを刺しておいたほうがいいと思う。そこを大きく誤解したまま荷役作業なんかをすることになって「話が違うんじゃないか」と不満を持たれても困るから。

運転するだけなんて仕事はない

よく「俺、クルマの運転は得意だから」でクルマの運転の仕事を選ぶ人がいるけど、ほんとに“クルマの運転”だけしか見てないみたい。でも、考えてみればそんなの変でしょ。
路線バスの運転士がクルマの運転だけで済むはずがない。
車掌が同乗していた大昔と違い、今はワンマンがあたりまえ。接客、車内アナウンス、乗車券とお金の管理、それらを当然、全部やる。タクシーだってそう。
いや、これはさすがに運転だけと勘違いする人はいないだろうけど(たまーに接客しない人もいるけど)。
宅配便なんてモロ「セールスドライバー」って言うもんね。
だから、まともに稼ごうという気があるなら、運転以外の“付加価値”を“負荷”に感じないように発想を変えることだね。だって、繰り返すけど、それぜーんぶひっくるめて仕事だから。

荷捌きにも差が出る世界

プロであれば、運転以外の作業能力を頑張って向上させていくことが肝心。宅配便の倉庫でのピッキング作業なんかでモタモタしてたら、他の荷積み待ちのセールスドライバーから怒声が飛ぶし、傭車なんかでは下手すると「荷札の地域番号くらい覚えてこい!」と出入り禁止になっちゃうからね。いやこれホント。
そこで「俺は運転技術で勝負してるんだ!」なんて言ったところで何の意味もない。笑われるだけだ。レーサーならともかく、普通の道路では信号も渋滞もあるから。
勝負どころは、荷物の積み下ろし。たくさん積む場合、1個あたりの荷捌きで20秒余分にかかったとしても、3個で1分の差が出る。これが30個なら10分、180個なら1時間がロスだ。逆に1個あたり20秒短縮できれば1時間のゆとりにもなる。そのへんの意識がないから不平不満も出てくるんだろうね。

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