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トラックドライバー 体験談

トラックドライバーと弁護士と

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「事故る!」

私は以前、地元でちょっと名の知れた法律事務所で働いていました。
その前は運送会社で大型トラックのドライバーをしていましたが、あまりに手作業の荷積み・荷下ろしが多く、腰を痛めることも増し、それに、そもそも1人で仕事をする孤立感に疲れ果てストレスばかりが溜まっていました。
自分はトラックドライバーに向いているとばかり思い込んでいましたが、ストレスが溜まり過ぎ、ついには運転中に意識が飛んでしまい、幸いにも大事には至りませんでしたが、すっぱりトラックドライバーを辞めて弁護士に転職したのです。
意識が飛んだときにはさすがに私も「事故る!」とビビったのですが、トラックは数メートル、何にもぶつからず勝手に進んだものの、そのまま静かに止まり、何も壊さず、誰も傷つけませんでした。傷ついたと言えば、私の自尊心くらいです。
それで職場を後にしたのです。
そうして就いた弁護士の仕事です。やはり、いろいろな人と関わることができるのは魅力だと思いました。

信頼関係を築く

弁護士も基本的に1人で仕事をするのですが、職場での上司や同僚とのやり取りはもちろんあります。
それに、何よりも依頼人とのコミュニケーションで信頼関係を築くことがとても大切です。私は人とのコミュニケーションに飢えていたところもあって、信頼関係を築くにもあまり苦労は無かったです。
もちろんどんな仕事でもそうですが、弁護士には弁護士なりのストレスは山ほどありますけどね。
デメリットとしては、ノルマとかは無いですが、やはりより多くの依頼人の要望に応え、事務所の経営に少しでも貢献するための苦労が大きいということですかね。
仕方無いことかもしれませんが、事務所によっては新人弁護士への待遇が非道いところもあるそうですね。
メリットは、人と関わりたい人、困っている人の役に立ちたい人には居心地が良いことです。

総括

弁護士の仕事はテレビドラマのようなものではなく、地味で地道な努力の積み重ねが必要ですが、良いことも多いです。もちろん、大変なこともかなりあります。
依頼人との信頼関係を築けず、その結果、依頼人に満足してもらえなかったこともありますが、それはもう処理が大変でした。
慎重に気を付けてやればまあ問題も無いでしょうが、重い案件ですと、私の場合は胃に来ますからひと苦労です。
当時私も若かったですからそこまでは無いですが、ある40代の弁護士は天職だったのに、ひどい胃痛で退職しちゃいました。
これから弁護士を目指す人には、ずっと健康に続けていただきたいと思います。
実は私も、ついに耐え切れず、最近になって弁護士を辞め、トラックドライバーに復職しました。戻ってみると、トラックドライバーの仕事はとても居心地が良いことに気付きました。もう、胃に穴が空くほどに人間関係で悩むことはないでしょう。
トラックドライバーの仕事は、やりがいがあるのは確かですし、荷を破損させなければ給料も結構良いです。

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