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雇われない生き方
古い時代は終わった 平成が終わり、昭和の時代はさらに遠のいた。 昭和の時代には、人はいかに大きな企業に就職し、そこで出世するかに尽力したと聞く。リーマンショックや東北の大震災を経て令和となった今、特に ...
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過程の話はしない
海に石 俺はトラック運転手の仕事をしている。 トラック運転手は「トラックの運転だけしてりゃお金をもらえるんだから気楽で良いな」なんて言われるが、実はそうでもない。トラックの運転以外にもいろいろやるべき ...
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リモートワークの辛さ
密を避ける コロナ禍で在宅ワークに注目が集まった。人が「密」になる通勤電車を避け、「密」になる事務所での皆そろっての仕事を見直そうということだ。 個人的には、在宅ワークはとても良いことだと思う。通勤の ...
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何も生まない仕事
コバンザメ 俺は50代でトラック運転手の仕事をしている。 人と接するのが得意じゃないし、車の運転が好きなので、この仕事を天職だと思っている。 災害があろうが、何があろうか、物流を支える役割があるので、 ...
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オキナサイ
戦い トラック運転手は戦っている。そして、僕がいつも戦っているのは睡魔、またの名を眠気ともいう。 睡魔と戦う武器は眠気覚ましのドリンクやタブレット、カフェイン、うるさい音楽、大声などだ。 それで一瞬、 ...
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真夜中の仕事
仕事で辛いのは 俺は工場に機械などを届けるトラックドライバーの仕事をしている。 朝、会社を出発して工場で機械を受け取り、夕方までに別の工場に届けたり、夕方、港で機械を受け取り、朝一番で工場に届けたりす ...
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じっとしていられない私
電話の達人 私は、とにかく体を動かさないといられない。 と言っても「落ち着きがない」ということではない。決して違う。 例えば、読書好きな私の友人は、2時間でも5時間でもほぼ同じ姿勢で本を読んでいられる ...
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うたかたの記憶
うつらうつら 長距離のトラックドライバーは、一度仕事で家を出ると、2~3日、長くて1週間くらい、家に帰れないこともある。 そんな仕事では、寝るのもトラックの中だったりする。トラックの運転席で仮眠を取る ...
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トラック運転手になって良かったこと
解放 私は学校を卒業して、ある中小企業に事務職として就職した。 これと言って得意なこと、やりたいこともなかったので、事務職なら「誰でもできる」ような気がしたからだ。 そんな消極的な理由で就職したので、 ...
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誰よりも食べたい
麻婆豆腐 僕はトラックドライバー。まだ20代で、トラックドライバーになりたてだ。 子どものころから大きなトラックに憧れていて、この職業に就いた。 仕事は大変だし、辛いこともあるけど、それも僕がまだ経験 ...