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宇宙へ行け! トラックドライバー

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慣習

人はなかなか慣習を打ち破ることができない。
もちろん、慣習をやみくもに打ち破る必要はみじんもないが、必要があるなら打ち破っていかないといけない。
俺が務めるトラックドライバー業界なんかも慣習だらけで、これらはぜひ打ち破ることが期待されている。
例えば「荷待ち時間」。深夜の国道をひた走り、せっかく指定時間ピッタリに荷の届け先に着いたのに、先に着いたトラックの荷の積み下ろしが終わっていないので待たされることもある。10分くらいなら黙って待つが、これが1時間だったり、2時間近かったりすると精神的な負担はかなり重い。
おまけに、敷地内に大型トラックが停車できるスペースがないから、そのへんの近くで待っていろなんて言われた日にゃ、あーた、ブチ切れますよ、心の中で。
だが、運送会社にとってはありがたい取引先である荷主の都合による「荷待ち」を、運送会社から「なくして」とはなかなか言いづらい。「慣習だから」だ。

気を許すな

それからトラックドライバー業界全体で言えることかもしれないが、やはり「男世界」って感じが強い。
行政主導で「物流・運送業界でも女性を積極的に雇用しよう」という取り組みが進められてはいるが、会社の経営者や現場のドライバーたちの意識も変わらないといけないだろう。そりゃ、いつまでも「ここは男たちの世界だ」と意地を張りたい気持ちも分からないでもない。長年、積み重ねられ、普段は意識もしていない男尊女卑思考が「女に気を許すな」とささやきかけるのかもしれない。
しかし、心地良い世界にいつまで浸っていても、やがては業界全体が滅んでいくだけだ。会社として多くの仕事を受けるには人材が必要で、そのためには男だから女だからなんて言っている場合じゃない。
「荷待ち時間をなくす」「女性を積極的に雇う」など、いろいろ変えていかなければいけないのが物流・運送業界だ。何も「宇宙へ行け」と言っているわけではない。ほんの少しの決断でできるはずだ。

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