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もしも、トラック運転手が船に乗ったら

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モーダルシフト

もしも、トラック運転手が船に乗ったら? そりゃトラック運転手だって船くらいは乗るだろう。
休日に船に乗って沖釣りを楽しむ人だっているだろうし、船旅に出る人だっているはずだ。
だが、中には仕事中に自分が運転するトラックごとカーフェリーに乗る場合もある。いわゆるモーダルシフトというやつだ。
モーダルシフトとは、トラックなどで行う輸送を鉄道や船舶で行うこと。ガソリンを使うトラックよりも鉄道、船舶のほうが環境負荷を減らしつつトラック1台よりも多くの荷を運ぶことができるというメリットがある。
では、トラックは不要かと言うと、そんなことはない。工場などに荷を受け取りに行くのはトラックだ。荷を積んだトラックは最寄りの港や駅に行って荷を船や列車に乗せる。カーフェリーなら、トラック運転手も荷を積んだトラックごと乗船し、届け先の最寄りの港に着いたら、荷を積んだままのトラックごと下船すれば良い。荷を積み替える手間もいらないので、とても効率的だ。

優雅に船旅

環境負荷を減らし、作業が効率的になり、もしかするとトラック運転手不足解消の鍵にもなるかもしれないのがモーダルシフトだと言える。
しかも、カーフェリーを使う場合ならトラック運転手はができる。
船に乗っている間は「トラックの運転」という仕事をせず、休憩していられる。トラックを運べるカーフェリーの中には、トラック運転手用の客室があり、一般の客室ほどの快適性はないかもしれないが、運転席で休憩するよりもぐっすり仮眠できるだろう。
もちろん、レストランや大浴場だってあったりする。
例えば関東から北海道への航路でカーフェリーをどんどん使えば、その間の道路を走るトラックの数は減り、渋滞も起きにくくなる、かもしれない。
長距離のトラックドライバーも、拘束時間が長いことに変わりはないが、船旅ができるともなれば仕事が待ち遠しくなるのではなかろうか。船酔いする人には難しいが。

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