事故を避ける
トラックドライバーは、トラックを運転することが主な仕事であり、仕事の大半の時間をトラックの運転に費やします。その大半の時間は、交通事故のリスクにさらされることになります。
しかし、当然ですが交通事故は避けなければいけません。交通事故を避けるため、トラックドライバーは運転に意識を集中する必要があります。
とは言え、あまりに長い時間、強い集中力を維持するのはとても難しいです。大切なのは、不注意、うっかり、操作ミス、判断ミスをしないことです。運転に慣れてしまうと「自分は常に運転に集中できている」と勘違いしてしまい、不注意やうっかりから操作ミス、判断ミスを招いてしまうかもしれません。常に「今日は昨日と違う新しい日」と自分に言い聞かせ、「運転にはもう慣れたから」という油断をしないことです。
脳が疲労
油断しないことこそ、集中力の維持だと言えるでしょう。
しかし、集中しようとしてもどうしても集中力が途切れてしまうこともあります。それは眠気に襲われたときです。抵抗しようとしても、眠気はなかなか強敵です。強敵なだけに、無理して戦い続けると、あるとき、突然意識が飛ぶことにもなりかねません。これはもう絶体絶命の危機です。
眠気に勝つためには、素直に仮眠を取るのが一番の方法です。脳が疲れていて体が睡眠を欲しているので、抵抗はムダなのです。
また、疲労に関係なく眠気に襲われることもあります。原因は二酸化炭素の濃度上昇による酸欠です。
人は呼吸によって酸素を吸って二酸化炭素を出すので、運転席で換気をしていないと二酸化炭素濃度が上昇し、酸素が少なくなっていきます。これもあなどることはできません。こまめな換気を心掛けましょう。