神は真にて新なり
真のトラックドライバーは、荷を時間通りに安全に運ぶ者のことだ。逆に、時間を守ることができず、荷がグチャグチャになったりするのを構わずにトラックを運転する者は、真のトラックドライバーとは言えない。
また、職場に新しく入ってきた女性ドライバーを見下したりせず、頼もしい仲間として迎えられるトラックドライバーこそ、新世代のトラックドライバーだと言える。いつまでも「トラックドライバーは男の仕事だ」と考えているようでは、時代に取り残されて行き場を失うかもしれない。
信号のない横断歩道で、歩行者が車の流れが途切れるのを待ち、横断歩道を渡れずにいるとき、トラックを停めて歩行者を渡らせることができるトラックドライバーは、神対応と称賛されることがある。歩行者や他の車に道を譲ることもない傲慢なトラックドライバーばかりだと、トラックドライバーのイメージダウンにもなってしまう。
神ワザのような運転テクニックを見せるより、そういう心遣いができてこそ、真に新世代の神ドライバーなのではないだろうか。
そんなに仕事が大変だからと言って
それだけではない。
トラックドライバーの仕事にも、他のいろいろな仕事同様、ツラいとき、大変なときもある。そんなときも踏ん張って仕事をやり抜く、責任感を持ったトラックドライバーは「芯がある」とも言えるだろう。
それにトラックドライバーの仕事が大変だからと言って、身の回りや自分の着るものを不潔にしていてはいけない。「心」も「身」も「清」の状態にしておかなければ「信」用も落としてしまう。
トラックドライバーは体力仕事ではあるが、「紳」士的でなければ務まらないのだ。