信頼厚い
長年、「男社会」だったトラックドライバーの世界ですが、このところ女性トラックドライバーを増やそうという動きが出てきています。
僕の姉は設備設計や設備運営の会社で働いていますが、ある部署のトップで、部下には当然男性もいます。昔から女性社員が多いらしいので、仕事や待遇、制度利用における性差はないそうです。
僕の姉は責任感も強く、部下の面倒見も良くて部下たちから信頼されていると、姉の同期社員の人から聞いたことがあります。
一方、僕はトラックドライバーですが、僕の会社にも女性ドライバーは数人います。と言っても、まだ圧倒的に男性のほうが多いです。なかなか姉の会社のようにはいきません。
活性化に
僕の会社で女性ドライバーの採用を始めたのは5年くらい前からです。当時は、さすがに古参のベテランドライバーの中には、女性ドライバーを子ども扱いするような態度の人もいました。しかし、会社として女性が働きやすいよう、女性専用更衣室を設置したり、女性用トイレを増やし、労働環境を改善し始めているので、だんだん男たちの態度も変わってきました。
そもそも、ここのところ男性でも若い新入社員が減ってきているので、そこへまだ珍しい女性が入ってくると、年齢に関係なく「貴重」「大事にしなきゃ」という空気が広がるようです。
実際、彼女らの仕事ぶりを見ていると、女性だからとか関係なく優秀で、我々男たちも刺激を受けざるを得ません。
男性だろうが女性だろうが、優秀な人材が加われば、やはり会社は活性化され、収益も上がる、ということが最近分かってきました。