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トラックドライバー 体験談

マントの怪人

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長距離のトラック運転手として

長距離トラックの運転手は、一旦仕事に出ると2~3日、長いと1週間以上、家に帰れないことがある。
その間は車中泊になることが多い。
長距離のトラックは、一度に多くの荷を運んだほうが効率的なので、トラックも大型が多い。そして車中泊できるようにと、運転席の後ろに寝られるだけのスペースが設けられていたりする。そりゃまあ豪華ホテル並みとはいかないが、それなりにきちんと寝られる。
ポータブルDVDデッキなんかも持ち込んで、工夫次第ではかなり快適妄想力さえあれば、トラックはまさに王宮となる。要は気の持ちようだ。
トラック運転手は、仕事中は1人で、上司や同僚が隣にいるわけではない。行き先さえ間違えなきゃ、右に曲がるも左に曲がるも運転手次第。いわば運転席ではトラック運転手は一国一城の主だ。

赤と白

そんなわけで、殿様気分と言うか王様気分を盛り上げるため、トラック車中泊のための毛布は、赤と白を使った、少々派手目なものを購入した。
で、家で調子に乗り、その毛布をマントのように羽織って「オレ様は王様」とばかりに気分をつくってみた。すると、その様子をこっそり見ていた妻が「マントの怪人みたい」と茶々を入れてきた。
「こんな派手なマントを羽織った怪人があるもんかい」と、心の中でつぶやきながら「いや、ちょっと肌触りを確かめてた」とごまかした。
そういやバットマンもスーパーマンもマントを着てたなあ。マントを着てたら戦いにくいだろうに。
そんなことを考えた45歳の秋だった。

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