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トラックドライバー 体験談

賢い就職先探し

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楽な仕事

僕は物流会社に就職し、トラックドライバーになって3年だ。仕事には慣れたけど、業界ではまだまだ「勉強中の若手」かもしれない。
僕がトラックドライバーになったのは、とりあえずトラックを運転してりゃそれなりに稼げる、楽な仕事だと思ったから。そりゃ、社会人として稼がなきゃ生活できないのは分かっていたけど、仕事漬けの生き方なんてまっぴらだったし、若いだけに遊びたかった。
とは言え、ネットで調べると「トラックドライバーは長時間拘束され、大変な割に給与が低い」なんて書かれている。どうも長距離ドライバーは長時間拘束され、セールスドライバーは残業もたくさんで大変そうだった。賢い僕は、ドライバー専門の求人サイトで「なるべく仕事が楽そうな会社」を探し、面接を受けた。
面接では「仕事は真剣にやりますが、私生活も充実させたいです」とハッキリ言った。会社の人事担当者が「ウチは残業も少ないし、そんなにキツくないよ」と言ってくれたので、僕はこの会社に決めた。
入社すると、確かに残業は少なく、仕事はトラックの運転がほとんどで、世間で言っているほどには「過酷じゃないな」と思った。

慣れていき

ただ、それは入社して最初の3か月だけだった。
3か月を過ぎると、徐々に残業を頼まれるようになってきた。ただ、「徐々に」だったので、何となく抵抗感もなく、残業に慣らされていった。
1年経つころには休日出勤も増え、結構「過酷な仕事」となっていた。それでも「こんな仕事やってられるか。辞めてやる!」とは思わなかった。
仕事が大変になるにつれて各種手当も付いて給与も上がったし、会社はブラックというわけではなかったからだ。
そういや確かに求人にも「優しい先輩社員が親切に仕事を教えてくれる」みたいなことが書いてあった。それを読んだ当時は「どうせ決まり文句で言っているだけだろう」くらいにしか思ってなかったが、先輩だけじゃなくて上司もきちんと社員のことを考えてくれる人で、居心地が良かった。
それでも「徐々に」はずるいやり方だよなあ、とは思う。上司にそう言ったら「賢いだろ」と言われた。

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