内藤さん、事件です
タクシー運転手を主人公にしたドラマが放送されるらしい。
2月4日放送予定の「京都タクシードライバーの事件簿」だ。
主人公のタクシー運転手を演じるのは内藤剛志で、元京都府警の敏腕刑事という設定。
この設定を聞いて思い出すのは、故・渡瀬恒彦が元警視庁の敏腕刑事というタクシー運転手を演じた「タクシードライバーの推理日誌」。内藤さんは、これまた故・渡瀬さんが演じていた十津川警部を引き継いだりしているので、これもそんな感じなのかな。「推理日誌」とはテレビ局が違うけど。
ともあれ、内藤さんはサスペンスドラマでは今までも「警視庁・捜査一課長」だの「警視庁強行犯 樋口顕」だのに主演し、この手のドラマでは信頼と実績の人であるだけに、今回も安定の出来が期待できそう。
ただ、やはり2時間サスペンスなので、おじさん、おばさんしか見ないのかな。内藤さんもおじさんだし。
バスが似合う人
人材不足が慢性化している運転手業界。そんな中で、おじさん、おばさんを対象に、おじさんが主演するドラマではあっても、運転手を主人公としたドラマをやってくれるのは、運転手を生業とする身としてはうれしいもの。ちなみに私はバス運転手をやっている。
ドラマなので、運転手の実態がリアルに分かるものではないんだろうけど、それでも運転手って仕事を身近に感じてもらえるかもしれない。
しかしこれ、バス運転手を主人公に企画できなかったんだろうか。だって、テレビ局も違うし、原作も違うようだし、同じようにタクシー運転手を主人公にしていたら「推理日誌のパクリ」とか言われそうじゃない。バス運転手にすれば、堂々と“新企画”としてできるのに。
どこか他の局で「大阪バスドライバーの事件推理日誌帳」とかって、どうだろう。主演は内藤さんでもいい。バスが似合いそうだし。