ドライバーのための転職情報コラム

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タクシー運転手

タクシー乗務員という仕事を新卒組が選ぶ時代がやってきた

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同じプロドライバーでもタクシー乗務員はほかとは違う

僕は単純にクルマを運転することが好き!という理由で、まあ、結果的にタクシードライバーになった。いったん新卒で就職した会社からの転職組ではあったけど。僕に言わせれば、ひと言でクルマの運転が好きと言っても、クルマの運転のどこが好きかで、ホントはずいぶん違うと思う。

いわゆるプロドライバーと言ったって、10t超もの長距離トラックのドライバーと、4tくらいの小回りの利くトラックでのルーティン配送とでは全然違うし、またそれらモノを運ぶようなトラックと、タクシー乗務員とはまたかなりの違いがある。

いわゆる物流業では、運ぶものが荷物の場合はひとりでに動くわけではないので、持って運んだり、ややこしい伝票処理があったりする(そのかわり人付き合いが苦手な人には向くとは言われるけど)。

対して、タクシー乗務員の場合は、運ぶべき対象が自ら動いてくれるし、決済も伝票処理がなく、基本的にその都度現金決済だ。トラックドライバーは多くの場合、荷物の積み下ろしの労力もかかるし、長距離で高速道路を走るのは、僕には単調でやりきれないなと考えてしまう。

そんなわけで、変化を好み、人付き合いも基本的に好きな僕はタクシー乗務員という仕事を選んだ。初めは、タクシー業界には年配のおじさんが多いのかなと思い込んでいたのだけど、面接で話を聞いてみると、たぶん東京オリンピックあたりからタクシー業界は大きく変わるということだった。例えば、こんな事情からだと言う。

日本のタクシー業界はこれから先にはこう変わる

①団塊の世代あたりの年配のベテラン乗務員が大量退職し、代わって若手の、それも転職組みだけでなく新卒層が多く入るようになる。それはなぜか? タクシー乗務ではIoTを駆使するようになる。GPS、ウェブ活用はあたりまえ。もっともっと発達して、空車で走ることもなく、ロボットカーとの協調業務の最先端になる。

②オリンピックで観光客が増える。外国人のビジネスパーソンも増える。そうなると、タクシー乗務員にも、各国のプロトコールに長けた一流のホテルマン並みの高度な資質が求められるようになる。多国語を話せるタクシー乗務員も必要とされる。新卒層の柔軟な頭脳と柔軟な発想を持った人材が求められる。

③一般のクルマ離れはますます加速し、人の移動に関しての意識が大きく変わる。若い層の人口減少とあわせてクルマ離れが進み、一方では高齢者の移動のニーズが高まる。出かけるなら「マイカーか電車で」から「機動性に優れたタクシーで」に変わってくる。現実に、トヨタが国の政策に呼応して開発した「ジャパンタクシー」がある。

④こうした小回りの利く特性+IoTの発達+クルマ離れとネット通販利用といった複合的な事情から、タクシーも、人と軽貨物の混載をするようになる(現状の宅配便だけではすでに限界が来ている)。

⑤クルマはもうガソリン燃料を使わなくなる。今でもタクシーはプロパンガスだが、これからは確実にもっとコストの安定した、しかもエコな動力に変わっていく。「むかし、クルマがガソリンで走っていた時代があったんだって」となる。

こうした事情が加速度的に進んでいるので、コスト面でも洗練されていって、タクシーは大化けしそうな気がする。1回転職はしているけれど、タクシー乗務の仕事を選んで正解だったと思う。

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