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トラックドライバー

仮にもプロと名乗るならクルマとの深い一体感を

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イレギュラーな場面をたくさん乗り越えて

電子化が著しく進んで行ったものの最たるものとして、ジェットパイロットの仕事があります。これは最近、名古屋飛行場の敷地内にできた「あいち航空ミュージアム」で見てきた感想。ここには実機ではゼロ戦やYS-11なんかがあり、先進的な部分ではMRJ(三菱リージョナルジェット)の製造工程が見学できるMRJミュージアムの見学申し込み窓口もあります。いろいろ見ましたが、昔と今とではコクピットの様子が大きく変わっていました。昔はAIなんてなくて、たくさんあるレバーも機械式。メーターも目盛りの入った盤面を針が行き来するものばかり。
今は操作も電子制御なら計器類もモニター表示。すごいものです。
トラックも運転席をコクピットと言う人もいるくらいなので、今や操作系は飛行機並みになっているという意味なのかもしれません。
でも、進化した飛行機でも、電子制御系が一切ダウンした状態で目的地に着陸させる訓練もやるそうです。逆に、視界ゼロで計器だけを見て着陸させる訓練も。
それも何回も繰り返し。そうやって、飛行機と一体になってこそ機長は一人前と言われます。一方、トラックドライバーはそこまでの一体感を持って運転してるでしょうか。
そういう一体感は、決まったルートで決まった荷を運んでいる時よりも、いろいろなイレギュラーに直面した時に実感できるもの。
プロドライバー5年目の僕ですが、車との一体感は、普通じゃない場面でどうしていったかによって身に染み付いていった気がします。

たくさんの“レギュラー”を身に着け“イレギュラー”に対処

小さなところでは、運転姿勢とハンドルの角度。トラックの運転席にはアジャスト機能があり、ハンドルにも位置調節機能があります。
イレギュラーなポジションのままで「ま、こんなもんか」と1日作業をしているとドッと疲れたりします。普通の状態で脇をしめて8時20分の短針・長針の箇所を持つ。これも調整を怠るとぜんぜん疲れ方が違います。
あと、各種ミラーの調整。アンダーミラー、左右サイドミラー、サイドアンダーミラー、ルームミラー。慣れるまでは姿勢の確保と同様、ちょっと苦労します。他のクルマに変わった時、いわばレギュラーな姿勢でなく、イレギュラーを強いられるような状況に置かれたとしても、レギュラーがきちんと身についていれば、それに近づけるよう調節するなり、シートに座布団を挟むなりして対処するでしょう。
まあ、ドライビングポジションはクルマが変わってもなんとかなるのですが、問題は積荷との関係です。重いものを上に積むと重心が上がって不安定になるし、積荷の左右がアンバランスではハンドルを切る感覚も変わります。また、荷台の前側に荷が偏るとハンドル操作が難しい(後輪の少し前あたりに積むのが正解)などなど。
飛行機では、離着陸以外は、乱気流でもなければ自動航法の“レギュラー”ポジションが普通。それでも訓練は最悪に備えるのです。一方、トラックには通常の道路走行でさえ、“イレギュラー”なケースは意外に多いと言えるでしょう。
だからこそ、レギュラーな状態と比べてイレギュラーなケースがいくつあり、またそれぞれどの程度かを体で覚えこんでいくことが、「人車一体」を実感するコツなのではないでしょう。

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