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フリー便・長距離プロドライバーの品格

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「フリー」と「定期」を比較検討してみる

長距離ドライバーの仕事には、荷主・配送先が固定されている(多くは往復便)①「定期便」と、荷主・配送先・経路がそのつど変わる②「フリー便」がある。それぞれのメリット・デメリットから見ていくと‥まず①では、プラス面:日々の運行パターンも扱う荷物も、ある程度の経路も決まっているので、休日などを含めてシフトを固定しやすい。報酬も一定で安定している。マイナス面:同じパターンの繰り返しになり、ましてや長距離なので、長い時間同じ風景に飽きる。シフトもよほどの事情がない限り変更しづらいので個人の予定が入っても変えられない。
対して②の場合は、プラス面:そのつど変化に富んで未知の行き先へ向かうワクワク感がある。経験を積んでいくにつれて日本全土を制覇できる。マイナス面:配車係の采配によって、長い期間家に戻れないことがある。仕事によっては儲けが大きかったり少なかったりの波がある。他のドライバーの事情が変わったり、緊急便が入ったりすると、突然の仕事になる場合がある。

「フリー便」は個人経営の会社だと考えよう

個人的には、まだまだ体力もあるし、独身のうちにできるだけ日本中をまわってみたいという気持ちが強いので、断然フリーだけど。それにはある種の気構えが要る。それは、普通の会社員的な姿勢で働くのでなく、個人経営で働いているという気構え。どっちみち、大型のトラックで長距離を走るということは自分一人の責任でする仕事なので、自分が社長であり同時に社員みたいなもの。社員総勢1名の会社と同じことだ。
そう考えると「社長である自分が社員の自分をブラックに使ってはいけない」を第一のポリシーとする。第二に、基本的に来る仕事は断らない。この2つはプロとしての基本だと思う。
1つ目はともかく、2つ目の「仕事は断らない」って難しくないかって? それが案外なんとかなる。これは純粋に姿勢の問題で「そのスケジュールはできません」と簡単に言ってしまうのでなく「はい! もちろんできますよ、喜んで。でもその代わり、2日後の予定をちょっと変えてくださいね」とか、条件をハッキリさせながら、断らないことを印象づける。コレ、専門用語でYes,But話法。「フリー便」をこなす知恵のひとつだ。

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