お客さんのために
タクシードライバーには隔日勤務という、特殊な勤務形態があります。
早朝から翌日の深夜までほぼ1日近く勤務し、そこから丸1日休むというものです。ほぼ1日近い長時間勤務です。この勤務の場合、終電を逃した人がタクシーを利用する深夜にタクシーを走らせるので、タクシードライバーとしてはかなり稼ぐことができ、多くのタクシードライバーが隔日勤務を選択しています。
隔日勤務では長時間、タクシーに乗っているので「こんなものいいな、あったらいいな」という、いわゆる必需品の必要性を痛感します。
まず、つり銭袋。おつりはたくさん用意しておくに越したことはなく、そのためにもつり銭用のバックがあると便利です。それから地図。カーナビ、スマホの地図アプリもありますが、念のために持っておきましょう。
また、臭いに敏感なお客さんが多いので、口臭対策グッズ、消臭剤も欠かせません。それに白手袋も、エチケットの面から必要なものです。白手袋をはめていると、お客さんに清潔な印象を与えることができます。
エチケットと言えば、車に酔いやすいお客さんのためにエチケット袋も備えておきましょう。
自分のために
タクシードライバーが、長時間勤務を無事にやり遂げるために必要なものもあります。
例えば、お客さんの絶え間がなく、食事時間がなかなか取れないときのために、ちょっとした軽食を用意しておけば、少しでも空腹を紛らわすことができます。サクッと食べられて保存もできるクッキーやビスケットなどが良いかもしれません。
また、万全な体調でいるために胃薬、目薬などの入った救急箱も、あると便利です。お客さんの急な体調の変化にも役立つかも。
それに長時間、同じ運転姿勢でいるドライバーは腰痛、肩こりなどになりがちなので、クッションもあったほうが良いでしょう。
居眠り運転もタクシードライバーの大敵なので、眠気対策グッズも必要です。ただ、眠気はちょっとやそっとで撃退できるものではないので、効果的に仮眠を取れるよう、アイマスクなども用意したいものですね。