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トラック運転手の偽らざる矜持

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許せん!

俺はこの道20年のトラック運転手。トラック運転手って「運転が乱暴」とか「偏差値低め」とか「社会の底辺」とか「どろ臭い」とか「不潔」とか、世間からは、自然の山としては最も低い徳島の弁天山より低く見られているようだ。俺はどう思われようが、自分の仕事に誇りを持ち、ひたすら安全運転と時間厳守でトラックを運転している。
そんな俺だから、何よりも憎むのが危険運転、あおり運転、法律違反の運転だ。確かに運転席は運転手個人のお城かもしれないが、クルマが走る道路は公共の場所。ルールを守って、何事も「お互いさま」の気持ちで走らなければいけない。例外はほぼない。つまり、緊急車両は赤信号を無視していい場合いもあるが、それもきちんと法律に則った運転なのだ。
危険運転、あおり運転、法律違反の運転をする奴らは許せない!

尊敬の念しか持てない

トラック運転手以外のプロドライバーの運転も気になる俺。特にバスは、車体の大きさがトラック・レベルだし、しかも俺たちトラック運転手と違って人間を乗せて走るので、いつも感心させられる。
バスの乗客はタクシーの乗客と違って、大勢だったりもする。しかも車体がデカいので、ちょっとしたハンドル操作で乗客が体感する揺れもデカい。立っている乗客はなおさらだ。
子どものころは、車内放送で「バスが停まってからお立ちください」と繰り返すアナウンスを軽く受け止めていたが、自分がトラック運転手になってからは「そりゃそうだ」と妙に納得。「乗客を快適に運びたい」と考えているバス運転手にとって、より神経を使う場面だろうから。
もちろん、「赤ちゃんのほっぺをなでる」ような優しさでブレーキを踏むタクシー運転手も尊敬する。それに先日、親戚の葬儀で見た霊柩車の運転手も素晴らしかった。ま、俺が霊柩車に乗ったわけじゃないが、出棺のときの挨拶の言いよう、物腰は精密機械を取り付けるくらい丁寧で、本当に恐れ入った。

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