結局は
たまたまネットニュースで「空飛ぶ円盤」の記事を見た。そして読んだ。
いや、最近はあまり「空飛ぶ円盤」とは言わないらしい。空を見て何だか分からない物体や光を見ても、それは必ずしも円盤ではないからだ。何だか分からない物体ということでUFOという呼び方のほうが一般的になっている。また、物体かどうかも分からない「現象」なのでUAPと呼ぼうという動きも出てきているみたいだ。
ちなみにUAPとは「未確認航空現象」のこと。
結局は、いろいろあるんだろうとは思う。もちろん、何かの見間違いもあるだろう。
詳しく解明されていない自然現象もあるだろうし、どこかの国とか軍が秘密裏に開発した飛行物体もあるだろうし、可能性は恐ろしく低そうだけど、それこそ外宇宙から来た宇宙船、もしくは宇宙生物ということもあるだろう。もしかしたら遠い未来で人類が開発した乗り物がタイムトラベルしてやって来たのかもしれない。
宇宙船酔い
ただ「空飛ぶ円盤」と言うと、運送業界で働く身として気になるのはやはり交通安全だ。
と言うのも、UFO関連のニュースを読むと、よく書かれているのが「既存の飛行機などではありえないスピード」とか「既存の飛行機などでは不可能な飛び方」とかいうことだからだ。
一瞬で加速して目の前から消えたり、宙をジグザグに飛んでいたなんて目撃談もよく聞く。もちろん、周囲に何もない空中だから、急加速や急なハンドル操作をしてもどこかにぶつかったりはしないのだろうけど。
それでも、地球の上空だって地球人の飛行機やヘリコプターが飛んでいるわけだし、大気圏外なら人工衛星だって飛んでいる。下手するとやはり事故を起こす可能性はある。
第一、急加速や急なハンドル操作をしたら、もし異星人が操縦しているなら、その異星人だって宇宙船酔いしそうなものだ。そして宇宙船酔いして事故を起こすかもしれない。
そうならないということは、もしUFOが宇宙船だとしたら、そうならないような科学技術で作られているからに違いない。
そんな科学技術でトラックを作ってほしいな。交通事故回避装置が付いているわけだし、一瞬で目的地に着いて、とても仕事が楽になる。