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トラックドライバー 体験談

走る家

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憧れ

俺は長距離トラックのドライバーをしている。
10代のころからトラックドライバーに憧れ、20代後半の今はその憧れの仕事をしているので楽しくて仕方ない。
そりゃ給料がもう少し良けりゃなあ、なんて思わなくもないが、小さい不満を言えばキリがないし、それより「楽しい」が勝っている。これからどんどん歳を取っていけば、「長距離仕事はさすがにツラい」とか、もっといろいろ出てくるかもしれんが、それもまだ先の話。今は、とにかく「楽しい毎日」に満足度はかなり高い。
長距離の仕事なので、1度出発すると2~3日、長いと1週間くらいは家に帰れないが、そこもこの仕事を好きな要因の1つだ。

ウキウキ

言ってみればアレだな、海に憧れ、船乗りになる人がいる。船乗りなんて、遠洋に出る仕事だと1か月とか、かなり長い間、家には帰れないが、それだけ船に乗っているのが幸せだからやってるんだろ。
正直言って俺も、休みの日に家でゴロゴロしていても、明日からは仕事だ、ずっとトラックに乗っていられると思うだけでウキウキしてくる。
仕事に出ると、連日車中泊だが、これが何よりも楽しい。何と言っても、大好きなトラックの中で寝るわけだから。
トラックで寝ると言うより、トラックが大きいだけに家ごと移動している感覚だよ。「走る家」で寝泊まりしている感覚。
世の中には金払ってキャンプする連中がいるらしいが、俺にはよほどトラック泊のほうが楽しいよ。金ももらえるし。

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