仕方ない
トラックドライバー不足がはびこっているらしい。
この問題を解決するには「トラックドライバーの給与をもっとアップさせれば良い」と主張する人がいる。
だが、実際には運送会社なんかも、トラックドライバーに払う人件費だけではなく、その他経費諸々を計算すると、現状でも精一杯やっている。だからもうギリギリで、これ以上トラックドライバーの給与を上げると、会社の経営に破綻をきたすのは必定。
このまま放置しておけばトラックドライバー不足に歯止めがかからず、社会活動や人々の生活に支障が出てくるが、こうなるとそれも「仕方ない」としか言えない。
不便を我慢
社会活動や生活に支障が出る前に、トラックドライバー不足を何とかしないといけない。そして、そのためには給与アップが必要だが、そんなことはできようはずがない。
実際、今も運送会社などは特に資金があり余っているわけではない。売り上げだけで給与アップは不可能。絶望だ。
中には「税金の投入」で何とかなると考える人もいるが、そんなことも不可能だろう。首相が無理矢理「閣議決定」して強引に実現させても、それでは憲法違反になりかねない。「国会を無視するとは何事だ」と怒る人もいるだろうし、国民の納得が得られなければ、政治家も次の選挙で落選する。そんな恐怖は何としてでも避けたいのが政治家だ。
とにかく我が国も零細・中小企業並みに資金が不足しているのだから、最終的には国民が不便を我慢するしかないのかもしれない。