円盤が来た
最近はあまり見なくなったが、昭和時代には心霊現象を紹介するテレビ番組、UFOを特集するテレビ番組がしょっちゅうやっていた印象がある。今は素人でも簡単にその手の動画を撮影できてしまうそうで、なかなかそういう番組を真剣に見ることができなくなってきたため、そういう番組がつくられなくなった、のかもしれない。まあ、昔もそんなに真剣に見てたわけじゃないけど、少なくとも昔は「とりあえず真剣なフリして見る」くらいの心意気は持っていた。
何でもUFOの目撃談ってのは、流行りすたりもあるらしい。もし、UFOが本当に異星人の乗り物だとしたら、異星人の中にも「地球訪問ブーム」みたいなのがあって、地球を訪れる異星人が増えたり、減ったりしているってことなのか、なんて思ってしまう。
ただ、当時よく言われていたのが、航空機のパイロットなんかはしょっちゅうUFOを目撃しているものの、それをきちんと報告すると、正常な健康状態かどうかを疑われて仕事から外されてしまうので、誰も口に出して言わないだけなんだとか。実際にはUFOの目撃数は発表されている倍以上にもなるとか、ならないとか。
鳥を見た
そういや、トラックドライバー仲間のYは、つい先週、深夜の山の中でオレンジ色に光る、空飛ぶ物体を見た、なんて言ってたが、やはり会社には報告しなかったらしい。そりゃ、我々トラックドライバーだって身体的、精神的な健康状態を疑われたりしたら、即仕事から外されるもんな。
そうそう、同僚のKもG県の山奥で、夕方近くに体長１メートルくらいの爬虫類のような、鳥類のような不思議な生き物を目撃したって言ってた。映画で見た恐竜によく似てたそうだけど、そいつが目の前の道を横切ったらしい。
トラックドライバーも、表に出ていないだけで、そういう超常現象の目撃例はまだまだあるかもしれない。ただ、誰も仕事を外されれば収入が減るから、目撃したことを口にしないだけかも。
かくいう俺も、実は1か月ほど前、科学では説明しようがない、奇妙な体験をした。
いや、やはりそれも公表できない。