世の中から消滅
トラックをはじめ、車の機能も日々進化している。車にとって何よりも大切なのは安全だ。だから自動ブレーキや衝突被害軽減ブレーキなんかが開発されている。それだけ交通事故は誰もが「この世の中からなくなってほしい」と思っていると言える。
交通事故につながる可能性も高いあおり運転、危険運転なんかもぜひこの世の中から消滅してほしい。
そんなわけで自動車の安全機能はとても重要だ。車体が大きなトラックは、バックするときなどに「バックします」としゃべる機能が付いていたりする。まさに「必要は発明の母」だ。
大型新人登場?
そんな「しゃべるトラック」仲間に新人が現れた、らしい。2019年というから、最近ではなく「ちょっと前」のことだが、東京モーターショーでお披露目された、とか。
トラック前面に「お先にどうぞ」「緊急停止」などのメッセージを表示でき、しかもそれを音声で発することもできるものだという。
「バックします」を別にすれば、車が周囲に何かを伝えようとすると、従来はクラクションかヘッドライトのパッシングくらいしか手段がなかった。ただ、クラクションの使用は法律上の制限もあるし、また、クラクションを鳴らすとそれを威嚇と判断してしまう人もいる。パッシングは、知らない人が見れば何も伝わらないことになる。
しかし、音声でしっかり「お先にどうぞ」などの意思表示ができれば、もしかしたらあらゆる運転手が心穏やかにハンドルを握れる、かもしれない。
遠くない将来、自分で考え、車を走らせるだけではなく、自在に話したりできるロボット車が開発されるまで、この「しゃべるトラック」が活躍するのだろうか。ただ、2019年に発表された割りに、まだ1台も実際に街を走るのを見たことはないが。