ドライバーのための転職情報コラム

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トラックドライバー 体験談

サラリーマンからトラック運転手になった

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成功

誰もが知る一流大学を卒業した俺は、誰もが知る大手企業に就職した。これで俺は「人生の成功者になった」と確信した。だって学歴も勤務先も一流有名だもの。
しかし、「成功者になった」という充実感、満足感も最初だけ。会社に通う日々が続くうち、口うるさい上司、意味もなくイラつかせる同僚、何をするにも上司の決裁が必要な事務手続きに神経をすり減らされている感が強まってきた。
まあ、それも仕方ないだろう。仕事は仕事と割り切り、プライベートを充実させれば良い。
そう思ったものの、大企業で大きなプロジェクトに関わるだけに仕事量も多く、しかし、働き方改革とやらで残業にも制限があるから、毎日のように仕事を家に持ち帰る始末。休日だって上司や得意先からの電話があり、おちおちくつろいでもいられない。
あかん、このままじゃ体を壊す。

納得

そう思った俺の脳裏に浮かんだのが転職の2文字。
それでいろいろググると「トラック運転手は楽でたくさん稼げる」なんて記事にぶつかったりする。思わず笑ってしまった。俺はこんな宣伝のあおり文句を鵜呑みにするほど甘くはない。案の定、さらにググると「トラック運転手の仕事は過酷」「昔ほどには稼げない」「ブラック!」とか出てくる。
危ない、危ない。もう少しでせっかくの成功者ライフを捨ててしまうところだった。
しかし、そうやってメリットデメリットもいろいろ読んでみると、やはりどうにも気になった。そしてメリットデメリットを秤にかけ、メリットのほうが勝った会社が見つかったので、俺はトラック運転手になることにした。
トラック運転手になるのも大変だったし、なってからも大変だ。しかし、きちんと納得いくまで調べ、会社の人とも話して決めた転職だ。
覚悟もした。だから、少なくとも前のように神経すり減るのを感じることはなくなった。結局、大手企業は合わなかったが、トラック運転手の仕事は俺に合っていたんだと思う。

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