運転への影響
トラックドライバーにとって何よりも大切なのは安全運転だ。仕事でハンドルを握る時間が多いトラックドライバーは、それだけ交通事故のリスクに多くさらされていることになる。
しかし、いくら運転歴何十年のベテランでも、一瞬の気のゆるみで事故を起こしたり、巻き込まれたりしたら、それで人生を狂わされる可能性もある。一瞬でこれまでの積み重ねが崩れることもあり得る。
その一瞬を起こさないため、安全の2文字を気にするのは、何もハンドルを握っているときだけじゃない。運転するときのドライバー自身の体調も安全運転に影響するし、トラックの状態も影響する。そのため、自分の健康管理、トラックの車両整備も気を抜くことはできない。
運転席に座る前から安全のことを考え、そうした準備を怠らないのがトラックドライバーだ。
安全確認
運転中にイライラしたり、焦ったりすると、交通事故のリスクが大いに高くなる。運転中、冷静でいられるよう、精神的な余裕もトラックドライバーには必要だ。体調を考えれば、乗務前にはしっかり睡眠を取っておくことも肝心。
それに、時間を気にして焦ることがないよう、運転前の準備などは効率的に済ませてしまうほうが良いだろう。
さらに、運転席に座る直前も、とりあえずトラックの周りを1回歩き、直接自分の目で、安全を確認したい。もし、小さい子どもでもトラックの近くにいたら、それに気づかずトラックを発進させるととんでもないことにもなり得る。
もちろん、乗ってからもミラーやバックモニターなどで繰り返し確認する。
こうした準備や確認を毎日、毎回繰り返し、運転中もしっかり安全運転に集中する。
とにかく油断は禁物だ。