ドライバーのための転職情報コラム

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トラックドライバー 体験談

行列のできない求人

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大好物は車

俺には行列に並ぶ人の気持ちが分からない。
おいしいと評判のラーメン店、興行収入の記録を打ち立てた映画の上映館、割り引きキャンペーンの服屋、オープン直後のショッピングモールなど、いろいろなところで行列ができる。
もちろん、混雑時期の駅のトイレなど、並ばなきゃしょーがない行列もある。しかし、ラーメン店はいくら評判が良いと言っても、そこが「おいしい」と主張する人たちと自分の好みが合うかどうか分からないではないか。もちろん、合うかどうかを確かめるために食べてみるのは大いにアリだが、時間をかけて並んでまでとなると、また話は別。
お得なセールやキャンペーンは確かに魅力だが、これも行列に並ぶ時間をお金に換算すれば、得した感も薄れる
そんなことを友だちに言ったら「お前は昔から感覚がズレている」と言う。確かに、子どものころからクラスメートたちが熱中するゲームにもスポーツにも芸能人にもほとんど興味を覚えなかった。
俺の興味の対象は、昔からだった。

物流は楽しい

だから「今の若い人は運転免許もあまり取得しない」なんて聞くと「なぜなんだ?」としか思えない。
とにかく車が好きだったので、車関連の職業にだけは就くまいと思った。というのも、仕事には楽しいことだけではなく、ツラく、厳しいことも起こる。好きな車を仕事にしてツライ思いをしたら、車のことも嫌いになってしまうではないか。
というわけで、倉庫会社に就職して車は趣味で楽しんだ。
倉庫と言えば、物流業界だ。地元に有名な倉庫会社があったから選んだだけなのだが、物流のことを勉強できた。
倉庫と言っても、ただ荷を預かって保管するだけではなく、商品管理や配送システムの構築まで行う、物流の要だ。その仕組みを学ぶと、物流の仕事そのものが楽しくなる。仕事なので、ツライこともあるが、それでも楽しい
あまりにも楽しいので、俺はついに「車を運転する」トラック運転手に転職してしまった。つまり、楽しい「物流」好きな「車」を一緒にしようということだ。
トラック運転手は若い人のなり手が減っていると聞く。俺に言わせると、実にもったいない話だ。

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