SF世界
自動車は日々進化している。自動ブレーキなんてのも、50年も昔から見たら完全にSF世界のシステムだろう。
そんな自動車業界で、各国、各社で熱心に取り組んでいるのが自動運転システムだ。「不可能だけど、頑張ればできそう」という、開発者の本能にも似た欲求から開発が進められているのか、単に「便利だから」開発が進められているのか知らないが、とにかく進められている。
実際、人手不足だというトラック運転手業界では、人手がなくても荷を運べるのなら、まさに「待ってます！」という開発かもしれない。
逆にトラック運転手には「将来、AIに仕事を奪われる」なんて心配する声もあるという。
確かに失職の可能性は笑って見過ごすことはできない。だが、自分もトラック運転手の1人として「そう簡単に人間なしでトラックを走らせられるはずはない」と信じているからか、むしろそういうSF的な未来を楽しみにしている。
おおっ！
だけど、一般人の目からすると、トラックが無人で走っていてもそれに気づかなきゃ、どうということはないわけで、むしろ自動運転タクシーのほうが楽しみだ。タクシーであれば、自分がお客としてタクシーに乗ったとき、運転席に運転手がいなかったらさぞビックリするだろう。
「いらっしゃいませ」「どちらまでお送りしましょうか？」と、声だけ聞こえ、行き先を告げるとそれに反応してタクシーが走り始める。たぶん、慣れるまでの数回は「おおっ」と思うだろう。
もしかしたら、ロボットが運転しているみたいなスタイルになるかもしれない。想像しただけでワクワクする。
しかし、映画なんかだと、ロボットはよく人間に反乱を起こしたりする。遠い未来では、タクシーのロボット運転手が事故を起こし、それをロボット警官が取り締まるなんてことも起こるかも。
考え過ぎか。