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トラックドライバー 体験談

おやすみなさい

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戦う方法

トラック運転手は戦っている。特に、僕がいつも戦っているのが睡魔、またの名を眠気ともいう。
しかもこれがかなりの強敵
僕は長距離のトラック運転手をしているので、おのずと勤務時間が長い。もちろん休憩時間はあるのだが、それでも信号などがなく、単調な山道なんかを走っていると、だんだん睡魔が勢力を増してくる。
眠気覚ましのドリンクやタブレット、カフェイン、うるさい音楽、大声など、いろいろ試す。
それで一瞬、覚醒しても、やがて、再び睡魔が忍び寄る。睡魔が僕の耳元でささやく。「オヤスミナサイ」と。
僕は仕方なく、スペースを見つけてトラックを停めて仮眠する。これが一番の睡魔撃退法。最良であり、最後の手段だ。
その日も、そんな風に睡魔と戦いながら山道を走っていた。ただ、早めに戦いをあきらめ、仮眠を取った。

油断大敵?

仮眠を取った僕は頭も気持ちもスッキリ。暮れなずむ山道をトラックでひた走る。
山道はやがて曲がりくねった峠道となる。これだけ変化に富んだ道になると、さすがに睡魔が忍び寄ることはない。
そう思って油断したからなのか、さっき仮眠を取ったばかりなのに、曲がりくねった峠道で気を張っているはずなのに、あの睡魔がやってくる前兆を感じた。
いけない。こんなところで意識が飛んだら、次の瞬間には道を外れて崖から真っ逆さまだ。命はない。
そう思って意識を運転に集中させようとしたとき、耳元で「オヤスミナサイ」という声がした。小さいささやき声だったが、ハッキリ聞こえた。
その刹那、僕はハッとして我に返った。目の前には崖が迫っていて、僕は冷静にスピードを落としてからハンドルを切ってトラックを戻した。
会社に戻って先輩にそんな話をすると、あの道は事故が多い道だったそうだ。
知らなかった。と言うか、前もって教えといてよ、先輩!

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