あおる心理
全く信じられない話ですが、2019年にあれだけ騒がれたのに、いまだにあおり運転をする人がいます。
今まであおり運転の報道を見ても「俺には関係ない」とか「俺があおり運転なんてするワケがない」とか「あおられたらあおり返す。倍返しだ」(古い)とか思っていたのでしょうか。
あおり運転とは、やはり誰でも被害者にも加害者にもなり得ると考えたほうが良さそうです。もしかしたら、ほんのささないことで、思わずカッとなってあおってしまうのかもしれません。
ちなみに、あおり運転で一番多いのが、追い越し車線を走る車をあおることだそうです。
車線が2本以上ある場合、日本では左端が走行車線、右端が追い越し車線になります。追い越し車線は追い越しのための車線で、追い越したらすみやかに走行車線に戻らなければいけません。
戻らないと道路交通法違反になります。
あおられないために
それで、追い越し車線を低速で走る車が目の前にいると「おいおい、早く走行車線に戻れよ」なんて考えてしまい、「俺は交通法をしっかり守って運転しているのに、あいつは何てヤツだ。無法者だ。法を守る、絶対に正しい俺様が懲らしめてやらなければならない」なんて強迫観念に支配され、あおってしまうのでしょう。
こういう人は、日ごろから上司にいじめられていたり、仲間に嫌われていてストレスがたまっているに違いありません。そうでなければ、前を行く車が追い越し車線からなかなか走行車線に戻らない程度のことで、世にも危険なあおり運転をしてしまうわけがありません。
それとも、もともと怒りの沸点の低い人かもしれません。
それはそれとして、怒りの沸点の低い人に火をつけたりしないためにも、もちろん道路交通法を遵守するためにも、なるべく追い越し車線は走らないようにしましょう。