勝手にイメージ
どういうわけだか勝手に「トラック運転手は荒くれ者」というイメージを持っていました。
あんな大きいトラックを運転するのだから体格もゴツく、顔もいかつく、だから性格もおおざっぱで、乱暴な人が多いと。
でも、実際に車を運転していて出会うトラック運転手は、たいてい道を譲ってくれたり、渋滞なんかのときはハザードランプで知らせてくれたり、親切な人が多いんです。「荒くれ者」と勝手にイメージしていただけに、そのイメージと現実とのギャップで、余計に強く印象に残ります。
たまにドライブインなんかでトラックから降りたトラック運転手を見掛けることもあります。オッチャンが多いんですが、中には若い人もいます。マッチョな人もいますが、中肉中背の人が多いです。
中には汚い恰好の人もいますが、たいていはこざっぱりしています。
言ってみれば「普通の人」です。「普通のオジサン」です。
そりゃそうです。ドウェイン・ジョンソンみたいな人ばかりがトラック運転手になるわけではありません。と言うか、日本人にドウェイン・ジョンソンのような立派な体格の人はそうそういません。
勝手に感謝
トラックの運転は、ごく普通のオジサンが、自分の日常として仕事をこなしている姿でしかありません。
やっていることは長時間拘束され、多くの荷物を運んで物流を支えているんですが、それは大学生が大学に通ったり、営業マンが得意先を回ったりするのと同じことなんですよね。
中には乱暴な人もいるかもしれませんが、多くの人が地道に、真面目に仕事を遂行しています。
やはり人をイメージだけでとやかく言ってはいけませんね。
物流を支えることで私たちの生活の充実に貢献し、しかも世の中に親切を振りまいてくれるのですから、積極的に感謝するしかありません。