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タクシー運転手 体験談

地球最後の男

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父の背中に憧れて

僕はタクシー運転手。30歳だけど24歳でこの職に就いた。タクシー運転手は子どものころからの憧れだったのだ。
父親もタクシー運転手だったんだけど、中学時代に病気で他界した。それから、理由はよく分からないが「僕が父の跡を継ぐ」という気持ちになったのが、直接のきっかけかもしれない。
僕の決心を聞き、母は心配そうに最初は反対したけど、タクシー運転手になりたい僕の気持ちが生半可ではないことを分かってくれて、その後は応援してくれた。
父の背中を見て育った僕だけど、自分が実際にタクシー運転手になってみると、そりゃ辛いこともたくさんあった。けど、先輩ドライバーとして生き抜いた父、応援してくれた母の気持ちを考えると、くじけるわけにはいかなかった、って、ちょっとカッコつけすぎだな。
ま、どの仕事をするにも苦労や困難はあるわけで、僕はあまり気にしないようにした。

最後に愛は勝つ

子どものころから、クルマの運転席でハンドルやいろいろな機器を操る自分を想像して“タクシー運転手ごっこ”をしていたが、その妄想が現実となって、運転が楽しくて仕方ない。
と言っても、運転するのはタクシーなので、何よりも大切にするのはお客様の乗り心地だ。また、こちらの気遣いをお客様に気づかれてはいけない。お客様にはこちらがいかにも慣れた運転をしていると思わせながら、道路状況やお客様の様子に最大限の注意を払わなければ、プロではないと肝に銘じている。
そういう運転を楽しんでいるのだ。いや、楽しんでいるというより、タクシーの運転という仕事を愛している。
自動車の自動運転技術が発達していて、近い将来、ドライバーの仕事はAIにとって替わられるとも言われているが、僕は「地球で最後のタクシードライバー」になってもこの仕事を続けていきたい。

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