改正貨物自動車運送事業法
昨年2018年末、トラック運転手の労働環境を改善するための議員立法による改正貨物自動車運送事業法が参院本会議で可決されました。国土交通相が標準的な運賃を定めて告示でき、それによって荷主が不当に安い運賃で配送させるのを防ぐことを意図しています。
あまり大きなニュースにならないので、広く普及しませんが、トラック運転手の労働環境は確実に改善されています。この事実に気づいた多くの人は、トラック運転手になろうとするでしょう。ですが、そんな状況にはなっていません。ということは、トラック運転手の労働環境が確実に改善されつつあることに、多くの人がまだ気づいていないのでしょう。
となれば、今のうちにトラック運転手になりましょう。今ならトラック運転手は求人も多く、トラック運転手として働ける、自分に合った会社も容易に見つかります。しかし、トラック運転手が人気職業になってからでは、そうした会社も容易に見つからないようになります。今のうちです。
スポーツ界紛糾
昨年2018年は日大アメフト部、ボクシング協会会長、日本体操協会パワハラ、相撲業界暴力問題などが話題となり、テレビのワイドショーを盛り上げ、ネットを炎上させました。しかし、スポーツ選手の問題は我々庶民の日常生活にはほとんど関係ありませんし、我々庶民の日常生活にほとんど影響を与えません。
それに比べたらトラック運転手の労働環境こそ、我々庶民の日常生活に多大な影響を及ぼす問題です。
トラック運転手の労働環境が悪ければ、トラック運転手を増やすためにトラック運転手の給料を上げるので、そのため荷物の輸送の運賃が上がり、ネット通販の送料も値上げします。と言うか、ネット通販の送料はすでに値上げが始まっています。
くどいようですが、トラック運転手の労働環境の改善が進んでいます。これによってネット通販の送料が値上げすることなしに、トラック運転手が増えることを祈りましょう。または、自分がトラック運転手になってしまいましょう。