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数ヶ月、プロドライバーの仕事から距離を置いてみて

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工場勤務に入ってみたものの‥

長年、運送業界に身を置いていたが、ちょっとした家庭の事情があって、半年ほど前から自動車部品の製造工場に勤め始めた。

それが最近、また事情が変わってきたので、ドライバーの仕事に復帰してもいいかなと考えているところ。最初、脱サラの転職組から始めたドライバー稼業も、こうして距離を置いてみてみると、まんざらでもなかったと思う。

運送会社も何度か変わってきた。最初は小口のルート配送から始まって、だんだん乗るクルマも大きくなり、それにつれて長距離になっていった。すると泊まりや早朝・深夜など、変則的なシフトも増えてちょっときついかなと思い始めた。

それに比べて工場勤務は人間関係もいいし、給料は前より減ったが不自由するほどじゃない。だけど、やっぱりなんだか心がうずく。何かと大変なことも多い運送業界なのに、やっぱりハンドルを握っている自分のほうが性に合ってる気がする。

これからは自分と自分の家族の生活を中心に

SAでの休憩場所や仮眠場所の取り合い、積み込みの荷扱いでのチームワーク、渋滞や天候不順など、いろいろ苦労はあったのに、トラックの運転席はやっぱり自分の居場所だったんだなという気がする。

もちろん家族のことは一番に考えたい。でも母も「あんた、やっぱりドライバーがいいんだろ」と言ってくれている。自分もこの先定年になるまでずいぶん間がある。できれば嫁さんも欲しい。

トラックの仕事も、前の運送会社での条件の枠内で考えるしかないかと思ってたけど、でも、実際に運送業界への復帰を考えて視野を拡げてみれば、何も運送会社でなくとも、残業の比較的少ないメーカーでの配送業務もある。

それに、業界全体で見れば待遇改善の動きも本格化してきている。トラックも最新型のものでは、さまざまな新機能がある。人間のドライバーと協調するロボットカーも思ったより早く実現しそうな気配だ。

今までは、運送会社という会社の側に擦り寄っての就職だったけど、この際、自分の生き方・生活パターンを中心にどっしり据えて、物流に関わる会社、物流に関わる職種をじっくり選びなおしてみようと思う。

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