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トラックドライバー 体験談

大ポカのミス発生のその時ハッと目が覚めました

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プロドライバーとしての自覚と誇りをもって

どんな仕事でもその道一筋で頑張っている人はプロであるべきだ!と思って、僕は毎日のドライバー稼業を頑張っている者の一人です。でも以前の僕は今とは違っていました。
学校を卒業はしたものの、いったい自分は何をしたらいいのわからない。
そのくせ学生時代から「おれはいつかはやるよ!」の決意ばかりの空回りで、就職しても、いつも「今の自分は仮の姿」とあらぬ方向ばかり見ていました。小さな運送会社で機械部品のアッセンブルと配送の仕事をしていたのですが、そんないいかげんな姿勢で仕事していたので、あるとき、僕のせいで大ポカのミス発生。
納品直前にそれが分かったので、ラインのチーム総出で徹夜の仕事のやり直しに。まわりのみんなからは責められるばかりでしたが、明け方の4時にようやく積み出しのドライバーに渡すことができました。その人は、これから配送先に行って、謝りたおして納品しないといけないというのに、配送車に積み込んで最後、僕の肩をポンポンと2度叩き、あとは任せておけとばかりに微笑みさえしたのです。実は、その人、社の配送担当の部長その人でした。僕はその時の部長の姿に、カミナリに打たれたような啓示を受けたのかもしれません。
瞬間、なんてすごい仕事なんだと目が覚めました。

我が社の目指す「配送品質」の探求をライフワークに

それからすっかり心を入れ替えて(というか自然に入れ替わって)、自分で言うのもなんですが、今やいっぱしのプロドライバーに。
プロとして、人一倍配送車の点検を実施し、普段の運行経路の季節変化や週間での変化もこまめにチェックを欠かさず、フォークリフトなどのマテハン機器の操作はもとより、資格で必要なものの社内外の講習にも欠かさず通い、今ではすっかり配送品質におけるリーダー格です。そんなこんなも、必死でこなす感覚はありません。こなしてあたりまえという感覚。
振りかえってみれば、若い頃は自己顕示欲だけが空回りして、何をしていいやら分からず、何をしていてもやらされ感が先にたって疲れるばかりの毎日でしたが、今ここまでになれたのは、プロドライバーの何たるかを考えて自分で工夫し、社内の関係者やお客様の声に耳を傾けるなかから、少しずつ積み上がった成果だと思ってます。
よくいうブラックな働き方というのは、僕にしてみれば意識の問題だと思います。
やらされ感で何の考えもなく働くから、効率が下がったりミスが起こったりする。
自分が主体的に動いて効率化の工夫をすれば、そうしてプロに目覚める人が一人でも増えれば世の中は変わる! そう思う今日このごろです。

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