ドライバーのための転職情報コラム

KORAPITA(コラピタ)

トラックドライバー

半年鬼のように働いて半年天使のように遊ぶ

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人生を半分に区切って取り組むドライバーの仕事

僕自身は学校を卒業後、普通の会社で会社員をしていて、トラックドライバーの仕事とは直接関係はないが、これは先日友人と呑みに行った際に聞いた話。
その日は、そろそろ30歳という仲間3人が集まり、大いに語り合った。上司の愚痴から始まり、これからの人生をどう生きるべきかという若干重めの話題に。
しばらくは独身でいたい!と宣言したAに、どうして?と聞いた。
「じつはサ、ウチの職場で変な人に会って」と前置きし、いつも倉庫に製品を取りに来る、ある人物の話を始めた。
なんでもその人、自分の人生を半分に区切って、とことん仕事する時間と、とことん遊ぶ時間をきっちり分けて人生を送っているのだとか。
学校を卒業してしばらく就職浪人したのがきっかけだったらしいが、クルマの運転が好きだということで1年の前半はトラック、それも長距離・危険物のタンクローリーや、タクシー、宅配便のドライバーとして、文字通り朝から晩までわき目も振らず仕事に打ち込む。そして1年の後半は世界中を旅行してまわるのだそうだ。

破天荒に見えて実は心身ともに健康なバランスに

それはそれで大変な人生のような気がするが、その人、若くして両親ともに病気で亡くし、独り暮らしの気楽な身分ということもあって、そんなライフスタイルをもう10年ほど続けているらしい。
はたから見ればなんて破天荒な生き方だと思われるかも知れないが、よくよく聞いてみると、常に健康を保つために意外と人並み以上に努力しているという。前半の仕事期は無遅刻無欠勤は当たり前、食生活も極力グルテンフリーで和食中心。時間のあるときはジョギングやストレッチも欠かさない。
仕事でのお客さんの評判もいい。英語・中国語も旅行で身につけているので、タクシーなどではそれも生かせる。
そんなメリハリのある生き方は雇い主にも理解されているので、意外と同じところで安定して雇ってもらえるらしい。本人は仕事の合間に次の旅行のプランを立てるのを楽しみにしているので、忙しくてもちっとも辛くなく、どんなときも前向きにポジティブでいられるという。
その人に多少憧れを抱いてのAの独身宣言だったようだ。
そんな話を聞いているうちに僕自身も、まだ20代のうちにそんな暮らしをしてみるのもいいなと思い始めていた。

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