我慢の限界
トラックドライバーにとって「生理現象」というテーマで重要かつ深刻なのは、尿意と便意です。簡単に言うと、運転中にトイレに行きたくなったらどうする?問題です。
普通、トイレに行きたくなったらトイレに行けば良いのです。トイレに行きたいのですから。
しかし、渋滞中に行きたくなったり、周囲にトイレを借りられそうなところがないときに行きたくなったら大変です。我慢にも限界がありますから。
特に昨今は女性トラックドライバーの積極的な採用が必要だと言われていることもあり、この問題の深刻さは計り知れません。例えば、サービスエリアやデパートなど、人が集まる施設のトイレを思い出してみると分かるのですが、普通は男性トイレより女性トイレのほうが「混む確率」が高くなっています。つまり、女性トラックドライバーを増やすなら、女性ドラックドライバーが「トイレはどうする?問題」で困らないようにしなければいけないわけです。
行政の責任
中には、トイレに行きたくなる回数を減らすため、水分摂取を控えるトラックドライバーもいるようです。しかし、水分摂取を控えると脱水状態になって安全運転に集中できず、交通事故を起こす可能性も高くなり、危険です。熱中症になる可能性もあります。
水分補給するなら、せめて利尿作用が強い飲み物、すなわち、トイレに行きたくなる可能性が高くなる飲み物を避けるべきと提言する人もいます。利尿作用が強い飲み物というとコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、コーラなどだそうです。むべなるかなです。
携帯トイレを用意しておくのも有効な対抗策です。
しかし、ここは「積極的に女性トラックドライバーを増やそう」と旗を振っている行政にも責任を取ってもらうことにしましょう。女性に限らず、あらゆるトラックドライバーがどこでもすぐにトイレを利用できる施設のようなものを日本全国津々浦々に造ってもらうのです。
それくらいはできるはずです。