機械化
トラックドライバーは現在人手不足状態が続いていて、これを解消するために女性トラックドライバーの積極的採用、そのための労働環境の改善が進められています。
また、あらゆるドライバーに付きものの「交通事故リスク」を抑制して雇用につなげるため、各種安全機能の開発も進められています。衝突回避支援システム、速度制御・ブレーキ制御、わき見・居眠り検出・警告装置、車線逸脱警報装置などです。
さらに、人が運転できないならロボットに運転してもらおう、そうしたら人間のドライバーは不要で、トラックドライバーの人手不足も解消されるはずという発想で、自動車のロボット化も進められています。AIによる自動運転です。
人なればこそ
少子高齢化で人が少なくなるなら、人が少なくても良いような社会システムを整えるということです。人が少ないので労働環境も整えやすいかもしれません。
少子高齢化問題の解決になっていないどころか、目先の問題を小手先の工夫で解消しようということかもしれません。とにかく、機械ができることは機械に置き換えようというわけです。
そんな将来像を受け、トラックドライバーは未来では失職すると考える人もいます。
しかし、機械でもできることを機械に置き換えるのなら、機械にできないことは人がしなければいけないわけです。物流において人にしかできないことって何でしょう。
きめ細やかなサービスの提案や、マニュアル外のトラブルへの機転を利かした対応などかもしれません。未来社会では、そんな技能を持つトラックドライバーが求められるのではないでしょうか。