大災害が起こる
「空飛ぶ円盤」は、50代の私が子どものころからテレビ番組でも話題になり、当時もそんな番組に熱中したものだが、いまだにたまにテレビで取り上げられているのを見ると、30年以上経ってもまだ謎は解明されていないことを実感し、鼻白む思いがしなくもない。
90年ごろの番組がYouTubeなんかにアップされていたりもするので、懐かしさのあまり見たりもするんだけど、90年の時点で「人類が今の生き方を改めない限り、数年後には地球で大災害が起こり、人類のほとんどが死ぬだろうという警告を発するため、宇宙人は地球を訪れている」なんてまことしかやに言っていて、人類は生き方を改めたようにも見えないのに、人類のほとんどが死んでしまう大災害も起きていないじゃん！と、これまた少々鼻白んだりする。
子どものころは、素直に空を飛ぶ「謎の発光体」は宇宙船であり、宇宙人が乗っているに違いないとは思っていただけに、デートの約束をすっぽかされた中学生のような思いに沈む。
宇宙人？ バカバカしい
ただ、今はまた違う考えに至った。単に大人になって「宇宙人？ バカバカしい」と思うからではなく、「宇宙船全体を光らせる必要ってなくね」とか「何光年も離れた文明からわざわざ地球に来るメリットってなくね」とか、そういうことを考えられるようになったということだ。
それからもう１つ思うのは「空飛ぶ円盤に宇宙人は乗っていないんじゃないか」ってこと。空飛ぶ円盤は乗り物じゃなくて宇宙生物だとかいう説があるとか、そういう話じゃなくて、宇宙人にしろ、未来人にしろ、某国の秘密兵器開発者にしろ、そういう操縦者が乗っているのではなく、自動運転システムが搭載されているに違いないってことだ。
俺らトラックドライバーの業界でも、トラックは将来、自動運転システムが搭載されるって話になっている。そりゃ進んだ科学技術で開発された空飛ぶ円盤なら、当然自動運転しょっ。