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トラックドライバー 体験談

トラックドライバーとて夢を見る

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我慢の限界

トラックドライバーにとって厄介なのが眠気です。空腹感尿意・便意も厄介ですが、僕にとって一番厄介と思えるのが眠気です。
空腹感は我慢できます。かなり我慢が効きます。
尿意・便意もある程度我慢できますし、我慢の限界を迎えないよう、今後の成り行きを予測してこまめにトイレに行けば、よほど我慢の限界を体験することもありません。
しかし、眠気はいくら予測して十分な睡眠を取るなど、ある程度備えをしても、体調などによって不用意に襲ってくることがあります。そして眠気に襲われると、多少紛らわす手段もありますが、完全に撃退するのは不可能に近く、眠気を受け入れ、仮眠を取るしかしょうがないということが多々あります。これを怠ると、運転中に突然意識が飛び、交通事故を起こしかねません。

夢の中で

その日も僕は、眠気と戦っていました。眠気がスッキリするはずのミント味の錠剤を口にしたり、デスメタルを大声で歌ったり、頬やももをつねったり、知っているあらゆる対抗手段を講じましたが、いつの間にかまたまぶたが重くなってきます。
僕はあきらめ、トラックを停めて20分だけ仮眠を取ることにしました。アイマスクを着け、スマホのタイマーをセットして運転席で座ったまま眠りについたのです。
眠りに落ちると、すぐに夢を見ました。夢の中で僕は、今走っている道を走り続け、荷の届け先に着いて荷を下ろし、また別の場所で今度は荷を積み込んでトラックの運転を続けます。つまり、その日の仕事の予定を夢で見たわけです。

目が覚めて

それから仕事を終えた僕は家に帰りました。家では、妻と子どもと一緒に夕食を食べました。子どもが「今日は帰りが早いね」なんて言います。僕は「いや、これは夢だから。お父さんはまだ仕事の途中で、眠くなったから仮眠を取っているんだよ」なんて答えます。
そこでふと「ヤバイ! もう何時間も仮眠を取ったままだ」と思った瞬間、タイマーの音で目を覚ましました。時間を確認すると、仮眠を取り始めてからきっかり20分でした。
焦った分、シャキッと目が覚めました。
それにしてもリアルな夢でした。

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