しつこく
トラックドライバーの心構えとしてしつこく、くどく、繰り返し言われるのが「安全運転」です。
「安全運転」が大事なのは、トラックドライバーだけじゃありません。普通のビジネスマン、教師、学生、専業主婦、コンピューターエンジニア、弁護士、刀鍛冶など、あらゆるドライバーにとって同様に「安全運転」は大事です。
なので、トラックドライバーの中には「なぜ俺たちばかりがしつこく、くどく、繰り返し安全運転、安全運転と言われなきゃなんないんだ!」と反感を持つ人もいるかもしれません。もっともな話です。
ただ、トラックドライバーは1日の多くの時間を運転に費やしますし、またトラックは大きいだけに交通事故を起こしたときも被害が大きくなってしまいがちなので、ついしつこく、くどく、繰り返し「安全運転が大事」と言いたくなるのが人情というものです。
偉い!
また、しつこく、くどく、繰り返し警鐘を鳴らしても一向にゼロになってくれないのが交通事故です。
トラックドライバーにはあらゆるドライバーたちの模範、手本、見本となる責務があるのです。とにかく、普通のビジネスマン、教師、学生、専業主婦、コンピューターエンジニア、弁護士、刀鍛冶などより、ハンドルを握る時間はかなり長いはずですから。
トラックドライバーによる交通事故をとことん減らせば、世の親たちもトラックを指さしながら我が子に「ホラ、あれがトラックドライバーさんが運転するトラック。交通事故を絶対に起こさないんですって。偉いわねええ! あなたも大きくなったらあんな大人になんなきゃダメよ」なんて言うに違いありません。
もしかしたら、子どもたちの憧れの職業になるかもしれませんよ。