弱いところをつかれる
このところ、多くの業界で人手不足がまん延している。トラックドライバーの業界も同様の状態に陥っている。
ちなみに、日本の企業のほとんどが中小・零細企業で、人手不足に陥っているのも主として中小・零細企業だ。
多くの労働者を集めるには、労働環境の改善がかなり有効な手段と言われる。ところが、労働環境の改善にもお金がかかる。
中小・零細企業は資金力が弱く、労働環境の改善までなかなか手が回らないのが現実。労働環境の改善のためなら助成金や補助金を活用できるとも言われるが、その申請に人手や時間を割けないのも中小・零細企業。
二の足を踏む
労働環境の改善には、仕事の効率化、すなわちデジタル化、IT化も含まれる。
仕事の効率化は生産性向上でもあり、経費の削減にもなってトラックドライバーの給料アップもできる。給料アップができれば、それだけ労働者には魅力的な職場となるので、人手不足の解消にもつながる。
良いことづくめだ。とは言え、仕事の効率化をするためのIT導入には投資も必要だ。
投資となると二の足を踏んでしまうのが、中小・零細企業でもある。
だが、動かなければ何も変わらないのが世の常。まずはIT業者と手を組み、IT化のうまい方策を立てられれば、銀行からの融資もスムーズに運び、何もかもがうまくいく、かもしれない。