ドライバーのための転職情報コラム

KORAPITA(コラピタ)

トラックドライバー 体験談

夢とロマンとトラック

更新日:

カウボーイみたい

僕が子どものころ、トラックドライバーは憧れの職業でした。
ハンドルを握って見知らぬ土地に行き、ひたすら目的地を目指す。見知らぬ土地で見知らぬ建物、見知らぬ人と出会い、見知らぬ料理を食べる。まさに西部開拓時代です。牛を追って何千キロもの道のりを行くカウボーイみたいなものです。
トラックドライバーになるには運転免許が必要です。運転免許はいわば、見知らぬ土地を訪れるためのパスポートです。生まれ故郷を離れ、行きたい土地を目指すためのパスポートでもあります。
鉄道はレールの敷かれた土地へしか行けませんが、車ならどこへでも行けます。
車と、それを運転するために必要な運転免許は、いわば自由の象徴です。

世知辛い

それがこのところ、若い人の運転免許取得も減ってきているそうです。トラックドライバーも憧れの職業ではなくなりました。人生に夢やロマンを求めることも廃れたようです。
「夢とロマン」はもはや古臭いものになったのでしょうか。
そうでもないでしょう。建設会社の事務職で「夢とロマン」を追う人もいるでしょうし、加工会社で金型加工に「夢とロマン」を見る人もいるでしょう。
とは言え、トラックドライバーという職業のなり手が減っているのも事実です。僕が憧れたころと今と、一体何が違ったのでしょう? 昔と比べると収入が減ったと言う人がいます。確かに昔は「大金を稼げる」からこそ、そこに「夢とロマン」を見い出した人もいます。
一方で、お金のことを最優先にせざるを得ない状況を「世知辛い」とも言います。
カウボーイも廃れていきました。トラックドライバーも廃れてしまうのでしょうか。

-トラックドライバー, 体験談
-,

Copyright© KORAPITA(コラピタ) , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.